『もしも世界が100人の村だったら』というビデオを見て、苦しんでいる人たちを助けたい気持ちが芽生えました。
当時私は、とあるホールディングカンパニーの社長を務めていたのですが、それは富裕層相手のビジネス。想いと現実のギャップに、虚しさが募りました。
転機となったのは、2004年に発生したスマトラ島沖地震。現地の凄惨な光景を目の当たりにし、自分がやらなくてはいけないことがあると実感したのです。
そして心機一転、株式会社エフ・イー・ティーシステムを設立。ホテルの再生事業を中核とする会社をスタートしました。
きっかけとなったのは、ある経営者の一言。「日本国内で経営が困難なホテルがある。まずは、その人たちを助け、応援するべきだ」と助言を受け、最初に長野のホテルを手がけたのです。
清掃、ベッドメイク、調理、フロント、チラシ配り・・・私も現場に入り、スタッフと同じ土俵で汗をかきながら、歯を食いしばって再建に取り組みました。
ホテルの仕事は初めての経験でしたが、その分より現場を知ることができ、それが今のホテル経営に役立っています。ホテルマンの目線ではなく、泊まる人の目線で捉えることができました。
だからこそ、私たちはマーケットの支持を集め、多くのホテルを廃業から救い、働く人の雇用の維持・やりがいの創出をできたのでしょう。
あれから16年。株式会社エフ・イー・ティーシステムは年商100億円を超える企業に成長しましたが、本当の勝負はこれから。
海外進出を本格化させ、2035年に70店舗へ。2040年には、100店舗へ。海外に日本の心と愛情をもった、心の通うビジネスホテル・シティホテルを展開し、生活の向上に貢献していきたい。
そのためには、心ある仲間が必要です。力を貸してくれませんか。
誰かに希望の光を届けていくこの仕事は、きっと、あなた自身の人生も明るく照らしてくれるから。